パワプロシリーズの中でひときわ異彩を放ちつつも人気があるのがこのパワポケシリーズ。
でもパワポケ14が出てからずーっと続編は発売されていません。
パワポケ15は出るの?新作はもう作らないの?という疑問を解決すべく色々調べてみました!
調べた結果、結構向かい風は強そうだなという感じです…
パワポケ続編が出ない理由は2つ
- 単純に売上が少なかったから
- コナミの方針の変化
この2つです。
まず1つ目の理由である売り上げ不振。
パワポケは1から14まで出てますが徐々に徐々に売上は落ちていたんです。
パワポケ10 | パワポケ11 | パワポケ12 | パワポケ13 | パワポケ14 | |
発売年 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 | 2011 |
累計売上 | 28万本 | 28万本 | 19万本 | 12万本 | 11万本 |
最後のパワポケ14では初週2万本、累計でも11万本しか売れてません。
ハード自体が売れてなかったWiiUとかならともなくあの天下のDSでこの売り上げは少なめ。
この売上じゃパワポケ15を出しても利益が出ない!と判断され続編の制作が打ち切りとなったわけです。
本家パワプロも売上の影響で一時中断
ポケットじゃないパワプロのほうも2014年まで毎年出ていたのに2015年では出ていません。
これは絵師の存在など言われていますがやはり売上の減りが大きな原因かなと思っています。
パワプロ2010 | パワプロ2011 | パワプロ2012 | パワプロ2013 | パワプロ2014 | |
発売年 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 |
累計売上 | 34万本 | 40万本 | 25万本 | 39万本 | 19万本 |
パワポケより売り上げの多い本家でもこうなんだから、新作中止になってもなんらおかしくないですよね。
ちなみに2013年の売上が伸びてるのは定価3980円とかなり安く発売したから。
この売上不振でのシリーズ終了というのは一番よくあるパターン。
他にも色んなシリーズが続編を望まれながらも死んでいきました…
格ゲーのヴァンパイアシリーズはまさにそれ。
コナミが方針を買えてしまった
そしてパワポケ15が出ない2つ目の理由がコナミの方針転換。
コナミは昔はゲームをよく作っていたんですが2015年、社長がこんな発言をしています。
「これからのゲームプラットフォームはモバイルが中心になり、お客様の利用動向を見ながらゲームを発展させていく『運営型』のビジネスになるだろうということを強く感じていました。アーケードゲームも家庭用ゲームも、カードゲームも、『モノ』を売ることから『コト』を売っていくことにシフトしなくてはいけない」
https://damonge.com/p=6217より引用
これからはモバイルゲーム、いわゆるソシャゲに力を入れていく方針を固めたとのこと。
パワプロも2014年からアプリでサービスを開始しています。
他にもプロスピ、ウイイレ、遊戯王など続々とスマホ事業に参入しているんですよ。
アプリのおかげで売上激増!
そしてその結果コナミの利益がウナギのぼりに!
ガンガン伸びてます。
このアプリの成功の結果、在庫が残るリスクを背負ってパッケージを作ろうという考えは徐々になくなっていきました。
売上が下がり続けていて在庫が残る可能性があるパワポケ新作。
今のコナミの方針的に開発する理由がないんですね。
遊戯王タッグフォースなんかも同じくゲームでなくアプリに方針を変えて利益を出しています。
F-ZEROも実は会社の方針が妨げになっていた
パワポケ開発チームが解散した?
パワポケの続編を語る時によく言われるのが開発してたスタッフチームの解散。
これはおそらく「パワプロプロダクション」のことでしょう。
パワプロ関係のゲームを開発しておりパワポケのチーム、パワメジャのチームなどが実際に存在しました。
ただこのチームの解散は2015年3月。
パワポケ14が発売したのが2011年ということで少し離れすぎています。
パワポケはそれまで毎年発売されており、解散3年前の2012年にパワポケ15が発売してない時点でおそらくチームの解散は関係ありません。
本家パワプロは2015が発売してないのでそちらは関係してるかもしれませんけどね。
パワポケシリーズ復活の可能性はある?
可能性は少ないけどまだゼロじゃないと思います。
根拠となるのが最近の任天堂ハードへの復活。
2016年になんと5年ぶりに任天堂携帯機へのパワプロが登場したんです!
コナミは一昔前から方針転換の影響もあるのか任天堂ハードへの発売を全然してなかったんですよ。
ウイイレ | プロスピ | 遊戯王 | ゴエモン | メタルギア | |
発売年 | 2014 | 2011 | 2013 | 2005 | 2012 |
名前 | 蒼い侍の挑戦 | プロスピ2011 | 遊戯王ゼアル | 大江戸天狗 | スネークイーター |
任天堂携帯機での最後のシリーズがコチラ。
しかし発売再開したということはこれからの可能性も一気に高まります。
まだ完全にその路線を捨てたわけじゃないということですからね!
少なくとも任天堂とコナミの関係が悪くなったとかそういうことではなさそうです。
任天堂は関係が悪くなるとかなり長引きますからね…
実はコナミが結構やる気
アプリへ方針転換したコナミですが最近また家庭用の興味を示してるんです。
Q:ボンバーマンRが成功したと判断された場合、過去シリーズ(ゴエモンや水滸伝、僕の太陽)の復活も期待していいですか?
A:ボンバーマンRが成功したかどうかにかからわず私たちは常にすべてのIPを評価しています。
http://justpause.us/2017/02/28/a-bombastic-super-bomberman-r-interview/より引用
サイト内のやり取りを翻訳しました。
これはボンバーマンRが出た2017年のインタビュー内容。
過去のIPというのは当然パワプロ、パワポケも含まれます。
海外人気はあまりないので順位としては遅くなるかもしれませんが、こういうのを見ると期待しちゃいますよね!
発売ハードは3DSかスイッチ
パワポケ15が出るならVitaはまずないでしょう。
3DSかスイッチかの2択だと思います。
開発費という意味では3DSのほうが安いですが3DSは任天堂的にスイッチへ移行してる状況。
スイッチは携帯モードでも遊べるのでこっちで出るのがベストですが開発費が高い…
最近のコナミなら間をとってスイッチのDLソフトとして販売する可能性もなくはないです。
タッグフォースもDL専用ゲームとして販売しましたからね。
PSPだけどDL専用でした。
パワポケ15の可能性考察まとめ
- 売上が悪くて開発がストップ中
- コナミがアプリに注力中
- 可能性は低いがゼロじゃない
パワプロというブランドはアプリが好調な限り続くでしょう。
そこで取り入れたファンを本家やパワポケに逆輸入するようにしてくれれば最高ですね。
パワポケ15発売のためにはできれば本家パワプロを買っておきたいところ。
アプリであってもインストールしておけば数としてカウントされるので多少の貢献はできます。
コナミは最近パワプロのeスポーツプロなんてものも作り始めました。
パワプロというIPを使った展開に積極的です。
その中にパワポケも含まれてればあるいは…、という感じです。
これからのコナミの動きも含めて注意していきたいですね!
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